2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

共通項は”台湾軽視”・・・ shiho

岩崎昶は1935年に上海に行き、映画館で「漁光曲」(蔡楚生監督)という映画を見た。貧しい漁民の生活がリアルに描かれていた。岩崎は帰国すると日本の映画雑誌にこの映画のことを書き、絶賛した。岩崎は当時の中国映画を評価していて、岩崎の映画批評を魯迅…

李香蘭と岩崎昶・・・ honda

李香蘭が1943年に「サヨンの鐘」のロケのために台湾を訪れたとき、彼女のマネージャー役兼ラインプロデューサー役をしていたのは岩崎昶だ。 岩崎昶は左翼的な思想をもった映画評論家で、「映画法」に反対したため治安維持法によって逮捕され、1年ほど獄中体…

李香蘭と高砂義勇隊・・・ ken

台湾で「李香蘭的戀人」が話題になっているのは、僕も知っている。 この本がきっかけになって、意義のある議論も展開されているようだ。 李香蘭が劉吶鴎の墓参りのために劉家を訪れたとき、邸宅の前で劉家の一同とともに撮った写真は、台湾では、1943年に撮…

李香蘭的戀人・・・ huang

台湾でも、「李香蘭的戀人」が話題になっているようだ。 探してみたら、いくつかのブログがみつかった。 けれど、ちゃんと読んでいるのかしら、と思われるような誤解も目につく。 なかでも、重要なのを取り上げたい。 著者の田村志津枝さんが、山口淑子さん…